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(海岸線を巡る/2018)

 

<ポートフォリオ(ブック)の持ち込みについて(3)>

 

さて、最後はギャラリーに作品の持ち込みを行った時のことである。

自分が勤務していたスタジオでは、OBのカメラマンや同期からポートフォリオの制作の仕方・アポの取り方を見たり聞いたりしていた

こともあり、雑誌の編集部向けの持ち込みの仕方は多少の知識があった。

 

しかしギャラリーとなると、周りにアーティスト活動をしていた人間はいなかったため、持ち込みに関する前知識はゼロである。

そこで僕は直接ギャラリーの人に尋ねてみようと思い、いわゆる「飛び込み営業」的なことを表参道・青山・銀座を中心に計20箇所?

程度のギャラリーを回った。やり方はわからないけど、とにかく作品を見てもらいたかった一心だったような、、、

 

今思えば全く身勝手な失礼な話なのだが、結果的にはどのギャラリーもブックをじっくり見て、レビューもして下さりとても感謝している。

例えば御茶ノ水にあるギャラリー“gallery bauhaus”では率先的にポートフォリオレビューを受け付けていらっしゃった(前回持ち込みした際、また撮りためたら持ってきてといわれたので5年ぶりに行きます)。中には後にグループでの展示を行ったところもある。

 

一概には言えないが、上記のように「飛び込み」的に行くのは本来望ましいことではない。

「ポートフォリオレビュー」というイベントの多くが有料であるように、プロのギャラリストの方から批評をいただくというのは本来お金が

発生する行為である。ただ、ギャラリーによっては積極的に新しい作家の持ち込みを歓迎しているところもあるので、気になるギャラリー

があったら持ち込みに関してまずは問い合わせた方がいいと思う。

 

さて、5年前の当時、10件弱の雑誌への持ち込みと、20件程度のギャラリーへの持ち込みの収穫はどうであったか。

結果は実数で言えば雑誌からはすごく期間が空いてから1件の依頼、ギャラリーはグループでの展示参加が1件である

(ギャラリーに関しては持ち込みとあまり関係ないかもしれない...笑)。

しかし実数では計れない、「写真に対する取り組み方」という意識を得たのも大きな収穫です。

 

今回もがんばります。