
(海岸線を巡る/2018)
<ポートフォリオ(ブック)の持ち込みについて(2)>
前回に続いてポートフォリオ(以下ブック)の持ち込みについてである。まずは雑誌に持ち込みに行った時。
これに関しては数件であるが経験を書く。
雑誌への持ち込みは、事前に電話でアポを確実に取れたところのみ行った。
ちなみに自分が雑誌編集部に電話を掛け、受けた応対は大体以下のパターンであった(約5年前の話なので今は変わっているかもしれない)。
・郵送で作品を送ってほしい。気になるものがあったらこちらから連絡する。
・作品の見れるホームページのアドレスを送ってほしい。気になるものがあったら〜。
・誰かからの紹介でないと持ち込みの対応はしていない。
・日時を指定した上で、ブックを見る時間を取ってくれる。
ブックの持ち込みを受けてもらえた場合だが、これはとてもありがたいことである。
雑誌の編集部というのはほんの数名で成り立っているところもあり、もちろんかなり多忙だと思われる。そんな中、初対面の人間の
ブックをみて感想まで直接いただけるのはとてもありがたい。
おそらく持ち込みをしたい人は相当数いるので、編集部によって上記のように対応の仕方は様々なのだろう。
もちろん慈善事業で持ち込みを受けているわけでもないので、直接見てもらえない場合も多々あるということだ。
ちなみに持ち込む際の写真の点数については、一般的には25〜40点くらいだろうか。
あまりに少ないとどんな写真を撮る人なのか判断がしにくいし、多すぎてもまとまりに欠け、何を見せたいのか・アピールしたいのかが
伝わらない。
ブックに入れる写真を絞り、写真のサイズ、プリント用紙、見せる順番を工夫してようやくブックが仕上がるわけである。
上記のように雑誌(商業誌)の場合は編集部に直接電話をし、アポを取った上でブックを見てもらって〜を数件行った。
そして同時期、撮影の仕事を得るための「商業誌向けの作品」とは別に、「作家活動向けの作品」の制作をしていたので、
こちらに関してはギャラリーへと持ち込みを行うようになった。
次回はギャラリーへの持ち込みのこと、またそれぞれの結果(得たもの)について書きます。
(*次回に続きます)